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重要な5つの思考パターン


1.思考パターンとは


思考パターンとは物事の捉え方・考え方の癖であり、「こういう状況では決まってこういう捉え方・考え方をする」というパターンで、どなたにもあるものです。 解説する思考パターンは、LAB(Language And Behavior)プロファイルと呼ばれる「人の言葉と行動を分析する心理技術」から、特に重要なものを5つ抜粋しています。


以下解説では、各パターンの上段に【病人を自分でやめる・本当の望みを実現していく・理想のパートナーシップをきずく】タイプ下段に【病気や不調になりやすい・偽りの自分を生てしまう・パートナーと依存関係になる】タイプを配置しています。




2. 重要な5つの思考パターン


① 原因の所在: 出来事・体験が生じる原因が、自分にあるのか? 他者にあるのか?


  • 自分原因型 :「自分の何が原因で風邪ひいたんだろう?」 自分が原因となり、出来事・体験が生じていると考える。なので、自分が変わることで出来事・体験を変えることが可能だと感じている。何でもかんなでも自分が悪い…という捉え方ではなく、そこに目的がある感覚。自由度が高い分、責任は多くなる。 創造主の視点であり、人生をつくりだすパターン。

  • 他者原因型:「インフルエンザウィルスにやられてしまった」 出来事・体験が生じる原因は、先ず他者にあると考える。原因は他者にあるので、自分には出来事・体験を変えることが出来ないと感じてる。私はなにも悪くない…という立ち位置。自由度が低い分、責任が少ない。 隷属者の視点であり、人生に追いかけられるパターン。

② 主体の所在: 行動の主体が、自分なのか? 周囲の反応なのか?


  • 主体行動型:「先ずはやってみよう! だってやりたいもの」 自ら進んで、能動的に、積極的に行動する。他人の反応や周りの状況を考えずに行動を始める。行動の主体が自分であり、理由が単純で明解。主体的な分反感も買いやすく、自己中心的と評されることもある。 独立志向の視点であり、自分を生きるパターン。

  • 反映分析型:「これやろうと思うんだけど、どう思う?」 周りの状況や事態、他人の意見や反応を見て、考えたり分析をしてから行動を始める。行動の主体が自分以外の外部にあり、承認を得られないと動けない。客体的な分協調が得意で、空気を読めるタイプが多い。 外部依存の視点であり、周囲に翻弄されるパターン。




③ 動機の所在: 言動する動機が、目的にあるのか? 問題にあるのか?


  • 目的志向型 :「これ出来たら最高の気分だな、やる遂げるぞ!」 得たいものや具現化したい状態を意識したり、達成したい目標を持つ事で動機付けられる。望むものに意識が向いているため、報酬系のホルモンが分泌される。目的達成が得意な一方、問題を見落としやすい。 悦びの視点であり、ネガティブを活用するパターン。

  • 問題回避型:「失敗は嫌だから、無難な選択にしておくか…」 問題を回避したり、不安や批判など嫌な感情体験を避ける事に動機付けられる。望まないものに意識が向いているため、苦痛系のホルモンが分泌される。問題解決、診断・評論が得意な一方、問題が起きると落ち込みが激しい。 恐れの視点であり、ネガティブから逃げ回るパターン。

④ 判断の所在: 判断する時の基準が、内的なのか? 外的なのか?


  • 内的基準型:「私はこう思うんですよ、あなたはどうですか?」 情報を集め、自分の感覚的な基準、世界観、価値観などに照らし合わせて、自分がやったこと、やろうとしていることを判断する。自分軸がしっかりある分、頑固になり易い。 自分軸の視点であり、正解が内部にあるパターン。

  • 外的基準型:「一般的にはこう言われてますよね?」 他人や外部の意見、情報、基準、期待、評価などによって、自分がやったこと、やろうとしていることを判断する。頭でっかちになりやすく、セミナージプシーに陥り易い。 外部軸の視点であり、正解が外部にあるパターン。

⑤ 結果の所在: 結果を出していくのは、自分なのか? 外部なのか?


  • 結果達成型:「やりたいことを掴むために、セミナーを受ける!」 目的の達成を自分が起こすためにそれをする、という考え方。結果を導く主体が自分にある。独立志向が強い分、頼られることが多い反面、放置もされやすい。 自分を信じている視点であり、可能性を切り拓くパターン。

  • 結果期待型:「このセミナーなら、やりたいことみつかるかな…」 何かをする時、これをしたら結果が得られるだろうと、対象に期待する考え方。結果を導くのは自分ではなく外部である。依存性が強い分、幇助を受け易く可愛がられる。 自分を信じていない視点であり、操り人形になるパターン



3. 思考パターンは個性や能力とは無関係

5つの思考パターンを読んでみて、どのような自己評価をしましたか?


下段のタイプが多かった方の中には、がっくりした気分を味わっている方もいらっしゃるかもしれません。


ですが、ここではっきり認識して頂きたいのは、思考パターンは単なる捉え方・考え方のクセであり、あなた本来の個性や能力とはまったく関係がないということです。


服の皺がアイロンで伸びるように、お湯で寝癖がおさまるように、単なるクセであるなら簡単に戻すことが可能だということを、しっかりイメージして下さい。


そして、どんなに皺があってもその服本来のデザインや色が変わったわけではないし、どんなに寝癖が酷くても元の髪質や髪型が変わってしまったわけではないですよね?


同じように、思考パターンは、洋服の皺や寝癖のようなもので、本来のあなたがそれにより変化してしまう程の影響があるものではないのです。


ただ、思考パターンのクセによっては、病気や不調になりやすい・偽りの自分を生てしまう・パートナーと依存関係になる、といった傾向が強く、実際にそのようなに体験をしやすいということは確実にあります。


ですからこの先、上段の【病人を自分でやめる・本当の望みを実現していく・理想のパートナーシップをきずく】「タイプを意識して、反応を少しずつ変えてみることから始めてみましょう。

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