人体にはバイタル・エネルギーの流れがあり、それは男女で異なります。そのためサイマチューンでは、性別で異なるエネルギーの流れに沿ってチューニングします。
同じ人間なのに、男女でエネルギーの流れが異なるのは、コラム「性エネルギーと音」で記述したように、男性性と女性性がもつエネルギーの特性が真逆だからです。誤解がないようにお伝えしますが、男は男性性エネルギーしかない、女は女性性エネルギーしかない、ということではありません。
男女共に、どちらのエネルギーもありますが、その現れが男女で性差があるということです。
そしてバイタル・エネルギーは、フィジカル・メンタルの両方に影響しますので、フィジカルが男性性なのに、メンタルが女性性のエネルギーになっていると、肉体は男性なのに心は女性、というようなことも起きます。
最近では、TVなどでもこうした方が沢山活躍していらっしゃいますが、こうした演出が受け容れられる背景には、性とはなにか、性の目的とはなにか、ということを見つめ直す時代に差し掛かっているようにも感じます。実に魅力的な方が多い、というのも要因のひとつではありますね。
それぞれの特性
「性エネルギーと音」で登場した量子モデルからは、男性性と女性性のそれぞれの特徴が浮かび上がります。極めて原始的・概念的なものですが、それは高度な知性が未だ無い原初の欲求や、創造の根源的な仕組みとして捉え、イマジネーションを膨らませて咀嚼して頂ければ幸甚です。
他にも、様々な切り口で対比は可能と思いますが、主な項目を挙げてみました。
こうした特性は、体型・生殖器の形状や性感・性格・資質・恋愛の駆け引き・人間関係の作り方等々、私たち人間にも顕著に現れているのがお解りになると思います。
片方だけではなにも出来ない、解らない
真逆の特性をもつ男女性のエネルギーは、片方だけではなにも出来ないし、なにも解りません。それどころか単独では存在することすら出来ません。
必ずセットで誕生し、セットで消滅します。ですので、+の男性エネルギーと−の女性エネルギーが無より無限に取り出されたとしても、その総和は常に0です。この構造は仏教の「空即是色・色即是空」という言葉にも現れています。
どんなに優れたブログラムも、それを実際に起動することが無ければ、絵に描いた餅と同じです。逆に、どれだけ時空間が広がっていようとも、そこに物質が存在しなければその時空間を認識することは出来ません。
男性性と女性性は、一緒になってこそ意味のあるもので、単独では自身の存在を認識することすら出来ないのです。
有名な陰陽統合図は、このことを端的に表しています。
お互いの中心に相手があり、それぞれが互いを追いかけて回転しています。その回転が、極小から極大のものまでをフラクタルな構造として創造しています。
男性性と女性性のエネルギーは、性別に関わらずどちらも皆さんの中を流れています。自立した個性というのは、「ご自身の中のこの男女性が上手に連携し、創造力が発揮される状態」と説明出来ます。
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