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波動の高低

更新日:2020年4月22日


波動とは?


世の中には、やたら波動が高いことを気にされる方がいます。ご自身の波動が高まることを目指し、そして波動が低いものや人を避けようとします。極端な場合には、波動が低いと攻撃すらしてきます。 

ということで今回は波動のお話ですが、そもそも波動って一体なんでしょうか?

Wikipediaによれば、『波動(はどう、英語:wave)とは、単に波とも呼ばれ、同じようなパターンが空間を伝播する現象のことである。量子力学では、物質(粒子)も波動的な性質を持つとされている。』とあります。

そして、この「同じようなパターン」をつくりだす波の成分として、周波数という単位があります。

Wikipediaによれば、『周波数(しゅうはすう 英:frequency)とは、工学、特に電気工学・電波工学や音響工学などにおいて、電気振動(電磁波や振動電流)などの現象が、単位時間(ヘルツの場合は1秒)当たりに繰り返される回数のことである。』とあります。

つまり、1秒の間に3回波が繰り返されると3Hz(ヘルツ)、それが100回なら100Hzということです。そして、100Hzの周波数が、空気や水に伝播し波を生じさせている現象を波動と呼んでいるわけですね。

また、人間の耳に聴こえる周波数(可聴域)は、下は20Hz程度から上は15,000Hz〜20,000Hz程度までであり、鼓膜の振動を通じて〈音〉として感じることできます。





〈音〉よりも周波数が高くなると、ラジオの周波数帯や、スマホの通信周波数帯、そして赤外線、可視光線、紫外線になり、さらに高くなるとX線やγ線と呼ばれる周波数帯があります。上図にはないですが、さらに高くなると原子や素粒子の周波数帯があり、現代科学が扱えるのはプランク周波数と呼ばれる、1.8549×10の43乗Hzまでになります。


これより高い周波数が有るのか無いのかも、科学は言及できていません。扱えないとはそういう状態である…ということなのですが、個人的な体験として、そこからは意識のゾーンである虚数域に転じていると感じています。


では、波動が高いとか低い(周波数が高い低い)とは、何を表しているのでしょうか? そこにはどんな意味を見出せるのでしょうか? 本当に、波動は高ければ高いほど良いのでしょうか?




形態のバリエーション


普段仕事で、サイマチューンというカラダを構成するさまざまな周波数を扱っていて感じるのは、波動の高低とは同じものが現れる形態のバリエーションだ、ということです。


身近な例えでは、氷 水 水蒸気 が解りやすいです。最も波動が低く重いのは氷、普通なのが水、高く軽くなったのが水蒸気です。氷が水蒸気を目指す動機は、なんか解らなくもないです。


いいな、水蒸気って。。。

あんな身軽でどこへでも自由に飛んでいける。

それに比べて僕ときたら、毎晩焼酎の中に入れられて、

身を削られるばかりだよ。。。


みたいなことでしょうか?

ところが、水蒸気はこう思っているかも知れません。


いいなあ、氷はどっしりと安定してて、

私なんて、風が来ただけですぐに飛ばされて、

一瞬でどこかへ消えてしまうの。。。

ああ、私の命はなんて儚いのかしら。。。


そんな2人の話を聞きながら、水が水を差します。


あのさ、氷も水蒸気も同じ水なんですけど、なにか?

つまり、成分としてはまったく同じものが、周波数の高低により異なる形態で現れる、ということです。


マナーズ博士が解明したカラダの音には、腸の音も脳の音もあるのですが、実はこの二つを構成する音は、音域が異なるだけでまったく同じ周波数の組み合わせをしています。


脳の音を1オクターブ下げれば、なんと腸の音になるのです。そう言えば、脳も腸も見た目はなんか似ていますよね。そして、同じ私を構成するカラダの部位という点では、どちらが優れているとかどちらが良いとか判断できるものではなく、どちらもとても重要で、どちらが欠けても人間として普通に生きていくことは難しいでしょう。




規模のバリエーション


そして、もうひとつ感じるのは、波動の高低とは同じ構造・機能がフラクタルに展開している規模のバリエーションです。


規模が小さいものほど、波動が高いです。たとえば、冒頭で紹介したように素粒子なんかはめっちゃ周波数が高いですよね。そして、この素粒子域の波動は意識と繋がりがあることがわかっています。


素粒子の中で、粒子と波動両方の特性を併せ持つものを量子と呼びますが、量子のひとつである光子の実験で、人間の意識が実験結果に影響を及ぼすことが観測されました。


以下は、それを紹介するテレビ番組の動画です。



更にこのテーマを突っ込んだ研究で、量子脳理論というのがあります。

難しい話は割愛しますが、ふたつだけわかりやすく重点を紹介すると、

1.量子は物質と意識の橋渡しをしている そして、

2.量子は光速を超えて情報を伝達する量子もつれという状態がある、ということが挙げられます。


量子脳理論を研究する科学者の中には、このふたつを統合して『脳内の意識状態が、観測する現実世界に影響を与えている』と説明する方がいます。極端な研究者は、我々が観測しているのは自らの自我だと言い切る方もいます。


人間は、自分の信じ込みが正しいことを人生で証明し続ける物理的な理由に、この理論は通じるものがありますし、最早そんなことは当然のように生きている私からすると、そりゃそうだろうなと納得するのですが、みなさんはいかがですか?



さて、話を元に戻すと周波数が高くなると振動速度は速くなり、その分規模が小さくなっていきます。そして、規模が小さい分、透過性、偏在性、伝達速度等が上がる傾向があります。


カブト虫には無理でも、蟻ならちょっとした隙間から部屋の中に侵入できます。また、バスケットボールを高速で投げるのは難しくても、パチンコ玉なら簡単です。規模が小さいということは、そういうイメージです。次世代通信規格の5Gは、今よりも高い周波数域を利用することで通信速度の向上が可能となるわけですね。


そして例えば、 喉のバイタル・ゲートの音があります。この音は、物質的な肉体の構造・機能に対応していますが、この音の周波数を高くすると青い光に相当します。さらに、青い光の周波数を高くすると、本音を共鳴する という意識に相当します。ですから、本音を共鳴したいと思いながら、喉のバイタル・ゲートの音と、青い光を使いチューニングすると、効率が飛躍的に向上します。


新幹線の、こだま〈音〉・ひかり〈光〉・のぞみ〈意識〉、とは良く名付けたものだと思います。真っ先に目的地に到着しているのは、のぞみです。ですから、本人ののぞみが変わらない限り、いくら音や光で調整しても目的地を変えることは困難です。後続がいくら先頭にむかってなんとかしようとしても、のぞみは真っ先に到着しているのです。



さて、逆に周波数が低くなると振動速度は遅くなり、その分規模が大きくなっていきます。そして、規模が大きい分、安定性や抱擁性が増す傾向があります。


太鼓は大きければ大きい程、重低音(低い周波数)が響きますよね。人間も子供より大人、大人の中でも大きい方ほど声が低くなります。地球が出しているシューマン共振波は、低過ぎて最早耳には聴こえません。


この地球が一年をかけて太陽を周回する周波数は周期と呼ばれていますが、このリズムも重力波という波動を宇宙に伝播する周波数です。太陽系や他の恒星系にも存在しているからには、独自の周波数があるでしょう。そして、恒星系が集まった銀河の周波数もあるでしょう…0.000000000000000001hz みたいな、周期が極めて長く、何万年に1回というリズムで波動を放ち、これが歳差運動をつくり出しているのは観測事実としてそうなっています。


そして興味深いのは、この超でかい銀河構造を創り出しているのは、超小さい無数の素粒子の集まりなんですよね。



私たちのカラダを構成している細胞、細胞を構成している分子、分子を構成している原子、原子を構成している素粒子、素粒子を構成しているクォーク…これが周波数が高くなっていく世界なら、私たちのカラダが存在している地球、地球が存在している太陽系、太陽系が存在している銀河系、銀河系が存在している銀河団、銀河団が存在している宇宙…これが周波数が低くなっていく世界です。


つまり、私という存在は、超重低音から超軽高音の周波数によりつくりだされた、様々な形態と規模の構造により成立していると言えるでしょう。


高いだけ低いだけの波動域しかない世界では、現在の在り方にならないのは明らかです。

それでは、異なる波動域の関連付けを維持し、ミクロからマクロまでの生命構造を創り出しているのは一体なんでしょうか? 誰なのでしょうか? それが、いわゆる神でしょうか?

サロンでは、みなさんおひとりおひとりが、自己という宇宙の創造主・神であると捉えています。






レンジと純度


ここまで、波動が高い低い、周波数が高い低いってどういうこと? という疑問について、それは形態と規模のバリエーションであるという説明をしました。そして、物質と意識は繋がっているという研究もご紹介したのですが、とどのつまり波動に関して一番お伝えしたいことは、


周波数の限定された帯域をスライドしていくのではなく、レンジをどんどん拡げた方が「存在の自由度が増える=影響力が増す」ということです。


スライドしていくというのは、氷か水か水蒸気か、どれかだけを選択する、ということです。一方レンジが拡大するというのは、氷にもなれれば同時に水蒸気にもなれる、肉体にもなれれば同時に意識にもなれる(すでになれていますが)、ということです。そして、銀河にもなれれば同時に素粒子にもなれる、と言うことです。


にわかになれなくても、あらゆる周波数領域を内包してみよう、という意識には、その可能性が存在し続けることになります。すでに今も、あなたの意識により生じた脳内の量子の状態は、あなたが観測する現実世界に影響を与えています。


もし、あなたが私にそんな事できるはずがない、そんな影響があるわけがない、という意識でいれば、あなたの自己宇宙はそれを証明するように展開していくことで、あなたが創造主・神であることを目の当たりにさせ続けるでしょう。今までもそうだったように、これからもそうです。



そして、もうひとつ、本当の自分を生きて望む人生を創造したいのなら、


波動の純度こそ大事です。波動で一番重要なのは、その純度です。


純度というのは、どれだけ自分自身の本音が、ドスレートに響いているか?です。先ほど、こだま・ひかり・のぞみ に例えて周波数の説明をしましたが、本音とは、のぞみに相当することです。そして、日々コンサルをしていて感じるのは、みなさん自分の本音がわかっているつもりで全然わかっていない…ということです。


のぞみが中々実現しないという方のほぼ100%が、このパターンに陥っているわけですが、そりゃそうでしょうよという波動共鳴現象です。ここで注意して頂きたいのは、のぞみはちゃんと現実化しているということです。


ややこしいのですが、その方の心の奥底にある「本当ののぞみ」は叶っているのですが「表面的なのぞみ」は叶っていない現実に対して「のぞみが叶わない」と言い続けていることにご本人の自覚がまったくない、ということです。ああ、ややこしい。


さらに、心の奥底にある「本当ののぞみ」の純度が低い場合もあります。本当はそれをしたいわけではないでしょう? ということに執着している場合もあります。純度の低いのぞみは叶えつづけているのに、本当はそれを望んでいるわけではないから、ちっとも叶わないと勝手に思い込んでいるのです。


ですから、自らが放つ波動・周波数で最も重要なのは、まずその純度なのです。





オリジナルを奏でよう


本当の本音、表面的な表層的な雑音の奥底にある、核心から放たれる純粋な音だけが、あなたがあなたで居続けられる自己宇宙を創造していきます。


ピアノにはピアノの音、ギターにはギターの音があります。それぞれの音色があるからこそ、その楽器が存在する価値があるし、その音色で人を魅了しています。


私たちも、一人ひとりの声が異なるようにオリジナルの音色があります。それは、自分とまったく同じDNAの方が存在しないということが証明しています。


一卵性双生児の場合はまったく同じDNAですが、面白いもので、相手と自分がまったく同じ声を発している環境下にいると、あえて異なる体験を選択することで後天的に遺伝子を変化させようとすることが、双子の研究でわかっています。

それぐらい、私たちはオリジナルであることが本能的に極めて重要であると、ほぼ無意識に認識しオリジナルを獲得しようと活動しているわけです。


そしてオリジナルな音色は、フラクタルな波動構造となって規模や形態のバリエーションをもたらし、肉体や人生の体験を創りだしています。実際には、複数の要素と複雑な絡み合いをしていますが、極めてシンプルに描写すればそのようにります。


ですから、自分の音色ではない波動を響かせていれば、違和感や不一致感を感じる人生が創られていくのは、自明の理です。


他人のコピーやレプリカに成り下がること、こうあるべきこうあってはならないという正しさで縛ること、起きてもいない問題を回避しようという試み、波動を高く保とうとする自傷行為…そのような波動を頑張って、必死に響かせれば響かせる程、どんどん本当の自分からかけ離れた世界に住んでいくのは当然です。


それは、自分以外の誰の責任でもありませんよね?



純粋な波動を響かせることに、もし抵抗があるとするなら、こんな音色に価値はない、こんな音色は響かせてはならない、こんな音色で嫌われたくない、等々そうご自身で自分のことを裁定し、制限をかけているのです。


それは自分という楽器に、高性能の消音機を自分で取り付けたまま、人生という本番の舞台で演奏し続けているようなものです。更には、演奏するフリをして、こっそり裏で他人の演奏をスピーカーから流しているのかもしれません。



誰もが、人生という本番の舞台に上がっています。そこから逃れられる方はいません。いま、本番真っ最中です! ですから、消音機を外せるようこう思い込むのです。


『私の演奏は、私自身である点において私より優れている存在は独りもいない。その純度は、宇宙で一番のクオリティだ。そして、私自身には唯一の個性という絶対的な価値がある。』

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