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意識レベルと体験層



意識レベルとは?


アメリカのデヴィッド・R.ホーキンズ医学博士は、専門の精神医学の研究の過程で【意識レベル】という概念を発見します。博士は、対象に"意識のレベル"というものがあることを前提に、キネシオロジーのテクニックである筋肉反射を用いて意識レベルを測定し、数値化しました。

膨大なサンプルを用いた博士の研究成果は、科学的な信頼に値する再現性と客観性が認められています。


博士が測定した、意識レベルは以下のようになります。




指標で特に注目して頂きたいのは、パワー数値の差です!

意識レベルが上がる毎に、パワーは桁違いで増大していきますが、このパワーとは、自分や世の中に変化を起こす・影響を与えるエネルギー量と捉えて頂いて構いません。

レベル21の【恥】のパワーは100ですが、レベル8【愛】のパワーは10の50乗であり表記を揃えると、5000000000000000000000000000000000000000000000000000 となります。笑 なんと、

100 : 5000000000000000000000000000000000000000000000000000

です! この圧倒的な差は、驚愕です!!


そして、漠然とした感覚でしか捉えられていなかった意識とパワーの相関を、具体的な数値として認識することを可能とした博士の研究は、大変興味深いものと思います。




今の意識レベルを体験する


各意識レベルのパワーの差は、そのまま創造力の差です。

博士の研究では、意識レベル14以下では、何か目的・目標を掲げ努力したとしても完遂・達成することが困難なゾーンとされています。また、意識レベル12の中立・中性を中心に、13以下はネガティブな体験を、11以上はポジティブな体験をするゾーンとされています。


つまり、今の意識レベルにより自分がどんな体験をするか、ポジティブで達成感ばかりのある体験をするのか、ネガティブで未達成感ばかりの体験をするのかが、分かれているという事です。




上位は下位を内包している


ここからは、A.U.WAの見解になりますが、意識レベルの上位は下位のレベルをすべて内包しています。ピラミッド構造のように、プライド・怒り・疑似欲求・恐怖・悲しみ・無気力・罪悪感・恥じ、という下位意識を許し認めてるからこそ、それが土台となって、理性や愛といった上位の意識レベルが存在可能なのです。


ですから、例えば今自分の意識レベルが低いからといって、それは悪い事だ、間違えてる、と判断する必要もありません。ただ、そうは受け取れずより自己卑下を強めてしまう傾向があるのが、下位の意識レベルであることも事実です。だからこそ、自分独りではなかなか抜け出せないループ状態から自力で解放可能なよう、コンサルティングさせて頂いているわけです。

そこを踏まえた上でお伝えしたいのですが、

潜在意識はなにか目的があっていまの意識レベルを選択しています。その意識レベルを体験するメリットがあるから、選択しているのです。それは、殆どの場合が上位の意識レベルに移行するための布石です。

そして、上位レベルに移行し自分自身を生きはじめる時に、下位レベルを実体験した経験が宝物のように役に立つことが多々在るのです。このことは、日々クライアント様と接していて肌で感じさせて頂いてることです。サロン側としてのこの体験は、クライアント様へ感謝したいことのひとつであり、大きな悦びにもなっています。


ですから、確信をもって言い切ります。

あなたが下位の意識レベルを選択していることも、あなたの創造です!



そして、下位の意識レベルをしっかり体験すればするほど、しっかりとした強固な土台が築かれ、スムーズに上位の意識レベルへと移行が可能です。基礎工事が手抜きのタワー・マンションを建てても、安心して住めないですよね? そればかりか、完成するまでもなく工事の途中で崩壊するかもしれないのです・・・。

基礎工事そのものを自身で体験し、その上の建物も自身で積み上げていく、だからこそ安心と自信を感じられるマンションに住む事が可能なのです。




レベル1はデフォルト設定


そしてそもそも、∞のパワーを持つ、至高の神/非顕在の神 神性/創造主としての顕在の神 という意識レベル1は、なんと実は私たち全員のデフォルトの意識です。そして、デフォルトであるということは、そこに特別な価値や意味はないということです。


ただ、デフォルトが1だとして、何故に、いかなる理由・事情でもって、このことを忘れ自覚無く、わざわざ下位の意識レベルを選択するような体験を計画し、実行しているのでしょう? という疑問が湧いてきます。


これには、様々な説明が可能ですが、ここでは次のような説明をさせて頂きます。


「レベル1は、パワーが在り過ぎてなにも感情体験が出来ないから」です!


すべてが完全に思い通り、思った事が瞬時に実現している自分を想像してみて下さい。最初は、いまの不自由な感覚や、制限だらけの世界からしたら、夢のように感じるかもしれません。ですが、それは最初だけかも知れませんよ?

もっとじっくりと、すべてが思い通り、思った事が瞬時に実現している自分を繰り返し想像してみて下さい。これ、なにか面白いですか? そして、何か変化を感じ続けることが可能ですか?

思ったことがすべて瞬時に実現する、ということはプロセスがない、ということです。そこにはなんの達成感も感動もありません。そして不可能がないということは、すべては可能であるという感覚すらもたらしません。可能という概念は、不可能があるからこそ存在できるのであって、不可能がないのであれば可能も存在しません。

何をしようが、どんな変化を創り出そうが、延々と達成感も感動もない…それが永遠に続く様を想像して下さい。

努力する必要も、工夫する必要も、協力しあう必要も、計画する必要も、達成する必要も、変化する必要も、知る必要も、感じる必要も、なにも無い世界だけがそこにあります。これ、退屈以外の何ものでもないですよね? なにかしようという動機が湧く気がしません。


つまり、「すべてを得るのは、すべてを失くすのに等しい」のです


だから、レベル1の意識はそのままでは得られないものを得ようと、パワーに上限のある自分の分身を創造したのです。

それが、「何が出来るのか知りたい、その可能性を追求したい」というプログラム、そして、「色んな自分を感じてみたい、その為に在り続けたい」というエネルギーを携えた、人間という存在形態である私たちです。


人間のあなたは、レベル1のあなたが創り出した自らの分身なのです。ですから、レベル1は目指すまでもありません。目指すもなにも、最初からみなさんそのような存在ですし、そこは永遠の眠りのように、ただひたすら退屈なだけなのです。

そして、意識レベルの階層はすべて、自身の可能性を追求した結果であり、それぞれの体験を通じて自身の色々な感情というものを感じ続けているのです。


また、興味深いことに、最下層の意識レベル23の無のパワーは当然のうように0ですが、0だけが無限大を内包可能なのです。つまり、表の頂点と底辺は、輪っかのように繋がっているということです。








問題回避という遠回り


さて、レベル1のあなたにとっては、下位の意識レベルを選択し体験してみることは、当初の目的そのものです。ですが、大抵私たちは下位の意識レベルを避けようとします。誰しもネガティブな体験はしたくない、というのは当然過ぎる感覚で、それ自体が間違いであるとか、悪い事ではないでしょう。


こうした傾向は、問題回避という心理パターンに現れてます。


問題回避とは心理パターンのひとつで、「なにか問題を回避したり、ネガティブな感情体験を避けること」に、モチベーションがもたらされる状態で、望まないものに意識を向けて回避しようとします。


その逆が目的志向で、「何かを得ること、目標を達成すること」で、モチベーションがもたらされる状態です。望むものに意識を向けて自己実現しようとするパターンです。


両者を馬に例えると、目的志向は「人参が食べたい」から走りますが、問題回避は「ムチを避けたい」から走ります。同じ走るという行動をとったとしても、その心理パターンは真逆であり、それが身体にも真逆の影響を及ぼします。当然ですが、問題回避の方が病氣・不調を来し易いのです。

この辺りの詳細は、コンサルティングやステップメールでお伝えしておりますのでここでは割愛します。



さて、レベル1のあなたにとっては、問題回避の心理パターンで生きる事が、目的達成の遠回りになっていることが解るでしょうか?


ネガティブ体験を避けようとすることへの執心は、あらゆる感情体験をしてみたいレベル1のあなたにとっては、ブレーキを踏み続けている状態でしか在りません。

さらに、そのことで下位意識の土台がいつまでも完成されず、上位意識を選択するステージへ移行することを自ら留めている状況がお解り頂けるでしょうか? こっちのほうが簡単な道だろうと信じて進んでいる道が、実は状況を困難にし続けるハードな道かもしれないのです。事実、あなたの意識は望まないものにフォーカスをし続け、一向に安心や充足を感じる事が出来ないのかもしれません。

そのせいで、似たような体験・状況をループさせ、拉致の空かない袋小路のような感覚を体験しているかもしれません。やがてそれは、病氣や不調というサインとなって現れてくるかもしれません。

そのサインが伝えているメッセージの本質は、概ね次のような事でしょう。


ネガティブ体験を避けることを辞めて、自分自身のやりたいことをやろうよ!

自分の可能性のすべてを知ろうよ、感じてみようよ!!

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